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お家の基礎は…どんな造り?(上伊那)

  • リフォームの現場から
  • 伊那市・上伊那郡

こんにちは。設計の木下です。

今が一年で一番寒いと言われる大寒の時期です。寒い日が続きますね…

先週の宮田で行われたお披露目会のお客様のお家は、

日当たりと薪ストーブでとても暖かく。

見学に来て頂いた方は上着を脱ぐくらいでした!

断熱・気密とパッシブの大切さを身に染みて感じました。

 

今回は冷暖のお話しをと思いましたが…現在工事中のお家で基礎の補強工事を行ったので「基礎」のお話しをさせて頂きます。

「基礎」と聞くと何事にも大切な基本になるものと感じます、私も小学生の娘の勉強をたまに見ますが、改めて基礎って大切だなと日々感じてます。

では、お家の「基礎」とはどんな役目を果たしているでしょうか?

一番の役割はお家を支え、荷重・地震や台風などの外力を地面に伝えることです。

お家の建てられた年数によって基礎の構造や形状も様々になります。石であったり、コンクリート+鉄筋は入っているかどうかなど?

現行の基準ではコンクリート+鉄筋の鉄筋コンクリート造(RC造)の基礎が当たり前になっています。

RC造とは圧縮に強いコンクリートと引張に強い鉄筋のお互いの力を補い合う高強度な造りになります。

今回のお客様の基礎は昭和56年以前に建てられたため、鉄筋が入っていない無筋の基礎です。

無筋基礎に粘り強さ・曲げ強さを持たせるために「炭素繊維系」の補強を行いました。

写真の緑色部分が炭素繊維や樹脂により補強した基礎になります。

こういったシート系の補強は住宅のみならず大きなRC造の建物や高架道路の支柱の補強にも採用されております。

 

基礎補強は今回のような方法以外にも補修を含め様々な種類があります。

基礎の補強は費用面も高額になる場合も多く…生活の負担にもなってしまうこともあると思います。

基礎が補強出来なくても、上部構造の地震の力に耐える壁をより多く配置する事で外力を分担し

それぞれの力を少なくし基礎への負担を減らすということも補強方法の一つです。

 

基礎補強だけでなく、耐震補強は建物の状況により補強部位や補強方法は多様になります。

私たちサンプロリフォームではお客様のご要望や建物の状況を踏まえた上で様々なご相談・ご提案をさせて頂きます。

 

お住まいの耐震性が気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。お待ちしております。

このブログを担当したスタッフ

木下 洸司

建築士

木下 洸司

出身地

長野県駒ケ根市

好きなもの・こと

サッカー観戦、ラーメン

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