家庭内の事故の多くは浴室で発生することをご存知ですか。
そのほとんどが、脱衣室と浴室、浴室と湯船の温度差が原因で起きるヒートショックだと言われています。
安全で快適な入浴をするためにも、お風呂の断熱を考えることは非常に大切です。
今回は、お風呂の断熱リフォームをご紹介します。
□お風呂の断熱リフォームの種類を4つご紹介!
1つ目はユニットバスへの取り換えです。
ユニットバスは全てのパーツをあらかじめ工場で製造していて、これを現場で組み立てることで完成します。
プラスチックやポリエステル等の合成素材が使用されているので、耐水性、保温性、断熱性に優れています。
築30年程前はタイル式のお風呂が主流だったので、その場合はユニットバスへ取り替えると一気に断熱効果が高まると期待できます。
2つ目は窓です。
窓は外気の温度をシャットアウトし、室内の温度を逃がしにくくしてくれます。
その効果をより高めるには、内窓を設置するかサッシを取り替えましょう。
サッシは金属製の場合は樹脂製に取り替えることで断熱性を上げられます。
3つ目は冷暖房浴室空調機の設置です。
こちらは温度に直接アプローチする方法です。
浴室を暖め、一定に保つ効果があるので、温度の急激な変化を抑えてくれます。
浴室全体を効果的に暖められるのでおすすめです。
4つ目は断熱材の施工です。
床、壁、天井に断熱材を施工する方法です。
浴室は特にカビが心配だと思います。
そんな時は湿気に強い断熱材と、防湿シート加工処理をしてカビの発生と腐食を防ぎましょう。
□お風呂を断熱リフォームする際の注意点とは?
まず、断熱材の施工は目に見えない部分の工事なので、見積書をしっかり確認するようにしましょう。
不当に安い値段の場合は、材料費をおさえて断熱交換も低い素材が使用されている可能性があります。
高すぎる値段だと、希望していた箇所以外の施工を勝手にされているかもしれません。
打ち合わせの時に、値段の理由を聞くようにしておけば安心ですね。
次に、結露に気をつけましょう。
お風呂の断熱リフォームをした後でも、入浴後は壁や天井の湿気をしっかりと拭きとるようにしてください。
これだけでカビや水垢の発生を抑制できます。
カビはアレルギーの原因となることもあるので、リフォームの時だけでなくその後の日頃の生活でも対策しておくことが大切です。
□まとめ
住まいの本来の役割は「命を守る」ことです。
お風呂は特に事故が発生しやすいですが、断熱リフォームをすることでかなり発生率を抑えられます。
これを機にお風呂の断熱リフォームを検討してみてはいかがですか。