こんにちは 長野の工事 碓田です
今回は大工さんがつぶやいた言葉が気になったのでその言葉について書こうと
思います
リフォーム工事は新築と違って、必ず解体工事があります
私もリフォーム部に移って6か月くらいですが、すでに10件以上の解体に立ち会いました
ある解体工事が終わって、大工さんにいろいろ教えてもらっていた時の話です
その現場はいわゆる土壁がほとんどのいわゆる、THE在来工法のお宅でした、ただいつもと違うのは、その土壁が外壁側だけでなく
間仕切り壁の上の小屋組み部分まで、土壁になっていました。
確かに今までは、小屋組みまで塗ってある事は見たこともなく、(おそらく夏は涼しいのではないかと思われる)
なかなかの迫力があり並々ならぬ本気具合でした
解体した床・土台などを見ながら大工さんと話をしていると、土台の所々に、番線で土台を固定してあります
私は何となく土台がむくって、浮いて来たのを抑える為なのかと、思っていましたが、大工さんはこれは最初から、むくりそうな場所を
押さえているようだと、大工さん曰く「この家を建てた大工は相当の経験と技術がありそうだなと」
関心していました。
確かに小屋まで塗り込まれた土壁、急所を補強した土台、家は何十年も暮らして行くところなので、解体してみると
いろんな工夫、いろんな思いが見えてきます、
解体工事の楽しみが一つ増えました
最後に大工さんが言った言葉が最近お気に入りなので紹介します
「本気の在来をなめるな」です
それではまた