「そろそろマイホームを建てて長年経ったので、リフォームをしたい」とお考えの方はいませんか。
今回は、冬場の寒い時期でも快適に暮らせる床暖房のリフォームをご紹介します。
リフォームについて何も知らなくても大丈夫ですので、この記事を読んで基礎知識をつけましょう。
□床暖房の種類は2つ
床暖房には電気式床暖房と温水式床暖房の大きく分けて2種類があります。
それぞれ詳しく紹介していきます。
*電気式床暖房
電気式は床下に電熱線が入ったパネルを設置する方式です。
工事がシンプルなので、1日で終わりますし、お値段を抑えられます。
リフォームは大変そうというイメージを持っている方がいるかもしれませんが、この方式ならお手軽にできるでしょう。
しかし、デメリットととして、暖まるまでに時間がかかること、暖かさにムラがあることが挙げられます。
そのため、少し暖かければ嬉しい脱衣所やトイレに設置するのが良いでしょう。
*温水式床暖房
電気式に対して温水式は床下に通したパイプに温水が流れる方式です。
白熱電球とLEDライトの比較とよく似ていて、設置費用は電気式よりも高いですが、使用する際のコストは低いため、長い目で見るとお得です。
また、電気式よりも素早く均一に暖められます。
他の暖房器具を使わなくても、床暖房のみで充分暖かくなるため、冬場の電気代を節約できるでしょう。
また、小さいお子様が床でハイハイする際にも暖かいと良いですよね。
温水式は機能性に優れているため、リビングに導入するのがおすすめです。
しかし、設置費用が高い以外にも注意点があります。
床下に配管設備を設置するため、リフォーム期間として1~3日かかってしまうのです。
そのため、計画的にリフォームを行いましょう。
□押さえておきたいポイント
実は床暖房は、導入したい部屋の床全てに設置する必要はありません。
そのため、必要な部分のみに設置すれば費用を抑えられます。
例えば、ソファーやたんす、ベッドといった巨大家具の下は歩かないため、床暖房は不要です。
また、一般的に床面積の約6割に設置しておけば、床全体が暖まると言われているため、日当たりや良く歩く所を考慮して設置しましょう。
また、大抵の家で使用されているフローリング材は床暖房に順応していません。
そのため、仕上げ材は、熱に強い素材や床暖房用のフローリングにしてもらいましょう。
□まとめ
床暖房のリフォームについてご紹介しました。
床暖房の種類や費用の抑え方、注意点を理解しておけば、床暖房のリフォームの際に少しは役立つでしょう。
冬場にじゅうたんを敷いて暖房をかける暮らしから、どこに座っても暖かい暮らしに変えてみませんか。