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細部に宿ってます

  • リフォームの現場から

こんにちは。現場管理のヤマグチです!

最近、愛用携帯の調子が悪くなってしまい、

娘が機種変更する前に使っていたスマホを譲り受けることに。
ところが、写真の画質や性能の違いに驚き、あまりの進化に感動しました…!

それ以来、とにかく何でもかんでも撮影したくなってしまい、

ちょっとした景色や現場の様子もパシャリ。
先日も松本城の夜桜を観に行き

思わず撮影してしまいました。

 

水面に映る桜やお城
…と思いきや、

手前の植栽がちょっとジャマ?なんてこともありますが、
それでも最近のスマホは本当に優秀ですね!

さて、話は変わりますが

現在、フルリノベーション中の工事現場で、「海老束(えびづか)」というもの発見しました。

この和室床の間の小さな柱は、床脇の違い棚をつなぐ役割を果たし海老束と呼ばれています

解体前にこの海老塚を綺麗に取り外してみると

昔ながらの日本家屋の美意識と職人技が詰まっていました。

柱の中をよく見ると、同じ材質の丸い玉が入っていて、しかも…なんと動くんです!

突然ですが、ここで問題です。
この“動く丸玉”、どうやって造られていると思いますか?

① 柱をくりぬきながら、同時に丸玉も削り出した
② 柱をくりぬいたあと、どうにかして丸玉を中に入れた

さあ、どちらが正解でしょうか?
…答えは、ぜひ調べてみてください!
職人技の奥深さにきっと驚かされるはずです。

いずれにしても当時の職人さんの手の込んだ遊び心には驚きしかありません また柱の角には三角形の切り込みの装飾も彫られ

これは「几帳面」と呼ばれる納まりで、
その名前は平安時代の「几帳」の柱に由来しているのだそうです。
「几帳面=きちんとしている人」という言葉の語源にもなっているんですね。

海老束ひとつ取っても、そこには歴史と職人の技がぎゅっと詰まっていて、改めて感動しました。
そんな細部に宿る美しさやこだわり、そして最近のスマホの画質の進化にも驚きを隠せない、そんなご報告でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


              

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