こんにちは
リフォーム事業部の水畑です。
先日末っ子がめでたく1歳を迎えまして、わざわざ遠方から家族も集まり皆でお祝いをしました!
まだ小さい体に一升餅を背負わせ立たすという儀式は子供には少々迷惑な話ではありますが、
「一生食べ物に困らないように」という親の気持ちを昔の人たちが願掛けとして行ってきた
習わしなので、だいぶ泣いてはいましたが(笑)きちんと見届けさせて頂きました。
ちなみにこの儀式は地域的な特色があるそうで、餅を背負い無事立つことができるのを良しと
する所もあれば、一方でわざと転ばす地域もあるらしいです(ちょっとかわいそう)
ただ親が子供に健やかに育ってほしいという思いは万国共通の心なので微笑ましい瞬間でもありますね。
我が家では一升餅終了後、次の恒例儀式がありまして「箕(み)」という農業用に使っているような
大きいチリトリに子どもを乗せて、担ぐというか、持ち上げて歌を歌いながら揺らします。
(長野県の方は皆さんやってるかと思います、おそらく)
この時「粃(シイナ)は出て行け、実は残れ」と言うのですが、よく意味がわからず上の子の時もスルー
をしていましたが、どんな意味があるのか気になり、調べてみました。
まず乗せている「箕(み)」は主に農家の方がお米のふるい分けに使っている道具らしく。
その事から「実のない殻(シイナ)」をふるって落とし、「実のあるお米(人生)」を残し、
素晴らしい人生になるように、という意味みたいです。
または「悪いものは体から出ていけ」という意味もあり健康に恵まれるように、という意味もあるそうです。
いや調べてみて良かったです、素晴らしい意味が込められていました。
ちなみにこの儀式自体、一升餅と同じくかなり地域によって特色があるみたいです。
実際に私は中部出身で長男の時までこの儀式自体知らなかったんですが、
妻方は南部出身でこの儀式を伝統というか習わしとしていましたので同じ県内でも
やり方は様々という事なんだと勉強になりました。
これからの世代にも残していきたいですね。
一生餅!??
*スタッフ日常2019/2/23