まちあるき

*スタッフ日常2018/2/28

まちを歩くと、まちのいろいろな表情が見えてきます。
とくに松本のまちなかは城下町ということもあり、
数百年の歴史を感じさせる路地や小路も多く、
そこに息づく文化の香りもそこかしこから漂って来そうで。
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山国信州にあってまちであることを実感できる貴重な場所、松本。
お城、湧水、なまこ壁の土蔵・・・。
さまざまなキーワードで魅力あふれるまち、松本。
移住者にとっても全国規模の人気を誇っているこのまちに、
私たちはどのように関わり合ってゆけばいいのでしょうか・・・。
 
こんにちは。まちあるきが日常の一部になっている、
リフォーム設計担当の高松です。
 
まちあるきは「知的好奇心をくすぐる自由時間」。
休日、空いた時間をちょこっと見つけてはまちをふらっと歩いてみると、
知っているようで知らなかったまちの風景に出会うことができます。
街路の傍らにひっそり存在する小さな祠や
付近の湧水を集めて裏路地沿いに流れる清らかな水路、
古い御屋敷の板塀と美しく整えられた見越しの松、
江戸時代の町割りの姿を残した街区の様子など、
そこかしこに点在するまちの構成要素との出会いがとても楽しいです。

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オフタイムでの完全プライベートな時間ではあるのですが、
リフォームをベースとして建築設計に携わっていることもあり
古い民家や看板建築を持つビル、リノベーションされた商店といった
建物のあれやこれやにどうしても視線が流れがちで、
人気の少ない閑静な住宅地などひとりできょろきょろしながら歩いていると、
怪しい人物と勘違いされてそうな視線を感じることも、たまにあったりして。
 
そんなときでも勇気を振り絞って地域に暮らす住人の方と言葉を交わしてみると、
けっこう皆さん気さくに話し相手になってくださったりします。
ご年配の方などからは地域のひと昔前の姿について聞かせてもらったり、
まちの変遷について貴重な情報を頂いたりと、そうした住人とのちょっとした
語らいの時間も、休日の密かなお気に入りの過ごし方になっています。
 
わたし達が仕事として関係している建物は、それ自体が地域の重要な構成要素です。
リフォームでも新築でも、地域の構成要素のひとつである建物づくりに携わるためには
まちのことをしっかり理解するというのはとても大切なことであり、
建築設計を生業とする者として疎かにしてはいけないだと思っています。
もちろん、仕事だからという義務感のようなものではなく、
私の場合はまちをのんびり散策することが単純に好きなだけでもあるのですが。
そんなシンプルな気持ちを忘れずまちあるきを楽しんで、
その先にあるまちづくりと建物づくり、地域の人の暮らしづくりに
少しでも役立って行ければいいかなと、日々過ごして行きたいと思います。
 
で、じつは最近会社内にて
「まちあるき部」なる職場サークルを社員有志にて立ち上げました。
建物に携わるなら「まち」のことをまず知らなくては、という私の言葉に
まんまと乗せられた(?)社員数名を巻き込んで。
というのは冗談ですが、みんなそれぞれにまちのことをもっと知りたいという
欲求も強く、すでに数回開催されたまちあるき部ウォーキングツアーでは
知的好奇心をくすぐる自由時間をそれぞれの目線で純粋に楽しんでいます。
この部活動の様子についてはまたそのうちご紹介したいと思います。
(本日の画像はすべてこの「まちあるき部」の様子でした)
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本当は先日行われた耐震相談会&セミナーについてのレポを書こうとしたのですが、
まちあるきネタだけで字数が行っちゃったので、今日はこのへんにて。