意外と知られていない?シロアリ対策はとても大事!

*その他リフォーム2023/6/22

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意外と知られていない? シロアリ対策の重要性。

シロアリは、木造建築の柱脚などに蟻道をつくり、最悪の場合は建物の倒壊にまでつながる深刻な被害をもたらす昆虫です。床下などの目に見えないところから、家主が気づかない間に刻々と被害が進むため厄介です。

 

 

リフォームアドバイザーの小林さんに、リフォームでできる防蟻について聞きました。

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タイル風呂の家の7、8割にはシロアリがいる
―防蟻、シロアリはリフォームにとって重要な問題ですよね。当社に防蟻の案件は多く来ていますか?
小林さん シロアリ対策工事は年間に4、5件程度でそんなに多くないです。例えば、「お風呂工事をやりたい」というお客さんが来た場合、お医者さん的にまずは床下を調べて状況を伝えます。そうすることでシロアリがいそうだというのがはじめにわかります。

―浴槽断熱してないお風呂、相当たくさんありますしね。
小林さん そうそう、僕もお客さんには「タイル風呂の家のお風呂は、7、8割シロアリがいますから、1回見てみましょう」と話して、床下に入らせてもらいます。

 

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夢の断熱材「セルロース」で防虫もできる
―シロアリは、家の構造的にとんでもない被害をもたらしますよね。今はシロアリ対策というと農薬やホウ酸を使いますが、農薬は化学薬品なので何年かしか効かないわけですよね。一方でホウ酸は半永久的に効きます。

 

小林さん そうなんです。だから、僕は断熱材にはホウ酸の成分が含まれている「セルロース」をすすめます。「ホウ酸は虫に強いですよ」と説明すると、僕のお客さんのほとんどは床にセルロースを入れてくれます。「セルロースは夢の材料です」とお客さんに言ってしまうくらい、セルロースを使うメリットは大きいと思っています。

 

―セルロースはものすごく断熱性能が高いですよね。湿気も吸うのでしょうか?
小林さん セルロースにはまず高い断熱性能があり、防音、防虫効果があります。仰るように、しけっているときは湿気を吸いますし、逆に空気が乾燥しているときは湿気をうまく吐き出して調湿してくれます。壁内で結露しないよう、乾燥しているときは湿気を通し、しけっているときは通さない「可変性防湿気密シート」も使います。

 

 

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―どんな素材にもメリットとデメリットがありますが、デメリットをしっかり潰して仕組みを考えているところが、「科学」という感じですね。
小林さん 僕はデュポン社から出ていた可変性防湿気密シートがすごく良いと思っていたのですが、今は手に入らないのでリフォームの仕方を変えています。気密を重視して、手に入りやすい一般的なビニール製のシートを使って行っています。