梅雨を思わせるような、ここ数日の空の湿り具合。
今年は梅雨入りが早いのでしょうか。
ただでさえコロナ禍で気持ちの滅入りがちな昨今。
雨続きだといっそう鬱陶しさも増しそうですが、
それでも雨に濡れた風景との出会いもまた良きものかと思われ。
先日、安曇野市堀金にある長野県名勝指定を受けている
地域を代表する古民家の、大庄屋山口家に出かけてきましたが、
雨に打たれて庭の苔がとても美しく、
緑色に輝いて僕を出迎えてくれました。
程よい雨は恵みの雨。素敵な庭園を鑑賞できて、
心が癒された休日を過ごせた、リフォーム設計担当の高松です、こんにちは。
(↑安曇野市堀金の大庄屋山口家)
古民家といえば・・・。
南信地方のお施主様宅へ測量を兼ねた現場調査に出向かせて頂きました。
こちらは3年前にサンプロにてリノベーション工事を
させて頂いたOBのお施主様宅です。
とても大きな、歴史を感じる古い民家ということもあり、
3年前の工事ではお住まいになられているご夫妻の暮らしかたを考えて
建物すべてに手をかけることはせず、
およそ半分ほどをリノベーションさせて頂きました。
そして今回は、息子さんご夫妻がご一緒に住まわれることが決まり、
前回手掛けなかった残りの区画をリノベーションしようということになったのです。
すでに新築から百数十年を経た建物は幾多の改修工事を経ている様子で、
柱や壁の納まり方、小屋組みの様子など、通り一辺倒の解釈では
容易に前に進められないような感じで、
この現場調査にも設計スタッフも僕を含めて3名参加し、
ほかに工事部の責任者やインテリアコーディネーターも交えての
大掛かりな測量とヒアリングなどを行わせて頂いたのでした。
デザイン面はともかく、たしかに構造面ではいろいろと考え、
補強を施さなくてはいけない部分が多々ある様子でしたが、
お施主様のご要望をしっかりと受け止めつつ、
設計チームみんなで知恵を出し合い、
素敵な住まいづくりへと進めて行きたいと考えています。
おそらく、本工事については今後も僕だけでなく
関係スタッフからブログで情報発信をさせて頂けるのではないかと思います。
お施主様にも写真の掲載などお許しいただいておりますので、
この先どうぞお楽しみに。