安曇野にお住まいの方で「そろそろリフォームをした方がいいのかな」と手遅れになる前にリフォームの最適な時期を知りたいという方はいませんか。
リフォームは住宅に長く安心して住むために、必要不可欠です。
今回は築年数がどれくらい経過してからリフォームをすればいいかを解説します。
□リフォーム費用のアップダウンとは?
住宅は我々と同じで年月と共に、あちこちに不具合が出てきます。
悲しいですが、家は完成して瞬間から劣化の道を歩み始めます。
建物の老朽化を無視して住み続けると、不具合が増えると同時に劣化は進行するため、住宅としての寿命の短縮は避けられません。
そのため、リフォームの時期が遅くなればなるほどリフォームにかかる費用は高額になる傾向にあります。
築5年目までは平均工事費は約28万円、築6~10年以内で平均79万円です。
そして築年数10年を超えると工事費はグンと上がり150万円を超えることが多いです。
さらに、築30年を超えると平均でもリフォーム費用は236万円に上るでしょう。
この数値から分かることは築年数10年が工事費倍増の境目だということです。
築年数と費用のバランスを考えて築10年前後でリフォームをするのがおすすめです。
□築年数と共に現れる建物の劣化の実例を紹介
住宅のみならず建物は異なる様々な材料が使われています。
そのため、材料によって劣化のスピードも違います。
ここでは築年数に伴う建物の劣化が具体的にはどのようなものがあるのかを説明します。
築5年~10年
先ほども紹介したように築5年前後のリフォーム費用は比較的高額ではありません。
なぜなら、修繕目的のリフォームではなく、リビングに壁面収納をつけるなどの建売物件の追加工事である場合が多いからです。
*築10年以上
築10年程度まで何も手を入れないでいると、はっきり劣化が現れるのは屋外の木部や鉄部です。
表面だけでなく中まで腐食しているケースも少なくありません。
内部の腐食が進んでしまうと修繕に多額の費用がかかります。
築10年目は、屋根・外壁・床下の大切な構造部分の点検やメンテナンスの時期です。
加えて、屋上やベランダの防水工事の保証が切れる時期でもある場合も多いです。
この時期にメンテナンスをしておかないと、その後の劣化を早める原因となることを知っておきましょう。
*築20年以上
築20年ほどの一戸建て浴室を解体してみると、窓台や土台が既に腐食しているケースが少なくありません。
この時期で怖いのが、一見綺麗だからと放置することです。
外壁の細い割れ目から水を吸い込んで、中が腐食していたケースもあります。
劣化が表に出てきていなくても、見えない部分で進行している可能性があると理解しておきましょう。
□まとめ
今回は築年数と建物劣化の関連性について解説しました。
大切なこと手遅れになる前に手を打つことです。
築10年過ぎたころに余裕をもってリフォームを検討することをおすすめします。