一本の差し金から始まる、匠の志事
- リフォームの現場から
こんばんは。
朝晩の寒暖差が大きい三寒四温の季節ですが、体調は崩さず現場を走り回っている
現場管理のヤマグチです。
今回は、松本市で進行中の大型リノベーション現場より、
機械では再現できない職人の技をご紹介します。
写真のこの場面、何をしていると思いますか?
一見すると木材に向かって静かに作業しているように見えますが、
実は建物の完成度を左右するとても重要な工程です。


今回の工事は、既存建物の一部を活かすリノベーション工事です。
築年数を重ねた建物にはわずかな歪みや寸法の違いがあるため、現場に合わせた調整が必要になります。
そのため行うのが、構造材への墨付け作業です。
新築では工場加工のプレカット材が主流ですが、今回のような既存建物との取り合いでは、現場での細かな加工が欠かせません。
そこで活躍するのが、ベテラン大工さんの手刻み技術。
差し金で寸法を読み取り墨付けを行い、その墨を基準に丸ノコやノミで丁寧に加工していきます。
一本一本木と向き合う、まさに経験が形になる瞬間です。

そして組み上がった構造。
刻み加工された柱や梁が組み上がり、既存建物と新しい構造が見事に納まりました。
無理のない、美しく力強い骨組みです。
まさに図面だけではつくれない、現場で生まれる建築の本質を感じる瞬間です。


大型リノベーションはまだまだ始まったばかりです
この現場ならではの見どころもまだ多くありますので、
また進捗をご紹介していきます!
現場からは以上になります
「ご安全に」