こんにちは
設計の柏本です
暑い日が続き、夏が近づいてきましたね
日陰で風が吹くと涼しく感じてしまいますが、
みなさまも室内の熱中症にはお気を付けください
ところで、『農民美術』をご存じでしょうか
東信地域以外にお住まいの方はなかなか触れる機会が少ないかもしれませんが、
約100年前に東信地方で始まった農民美術は、
冬場に仕事がなくなってしまう農家の方々の副収入のために全国へ広がった
木彫りの人形(木片人形)や、レリーフ(浮彫細工)などを言います
詳しくは
上田市観光協会や上田ケーブルビジョンのHPをご覧ください
近所に農民美術の美術館があり、
併設の工房で開いている木彫り教室に先月から通い始めました
他にも生徒さんが5人ほどおり、
自宅の庭から運んできた栗の木をのこぎりで切っていたり、
木を足で固定して大きなのみで削っていたり、
レリーフに着色する色を配合していたりと、
いろいろな音が混ざり、削った木のにおいが風に漂い、
時間がとてもゆったり流れる空間でした
50年木彫りをしている師匠の「ほおずき」を見ながら、
ごりごりと3時間ほど彫りました
まずは直方体の木に彫りたいものの線を大きめに描きます
師匠が糸鋸で切り出してきてくれます
次に切断面にも線を描きます
また師匠が切り出してくれます
ここまででほとんど形ができてしまいました笑
次に、角を平刀で削っていきます
※彫刻刀は直前に目の異なる3種類の砥石で研いでおりました。本格的です。
師匠の滑らかで美しく繊細な作品を見ると悲しくなるほど荒々しい削りっぷりですが、
大体の形が出てきたところで次回、仕上げとヘタと色塗りで完成です
さて、これは何になるでしょうか…
ちょうど先日旬が終わってしまいましたね
私は山形まで買い付けに行くほど好きなので、
また来年の6月まで完成した木彫りの〇〇〇〇〇゛を見ながら楽しみに待ちたいと思います