こんばんは、毎日塩尻市・諏訪市の現場を走り回っている、現場管理の丸山です。
今回は、古い土瓦を板金屋根に葺き替える工事をご紹介します。
塩尻市のS様のお家は、もともと桧皮(ヒワダ)葺きをしてあった所に、土瓦を葺いてあるお家です。
桧皮葺きとは、ヒノキ・杉などの皮を1枚1枚重ねて葺いていく手法で、昔ならではの葺き方です。
松本平の職人さんの中では、とんとん葺きとも呼ばれています。
今では考えられないぐらい、時間がかかっただろうと思います。
古い瓦なので、コケがびっしり生えてしまっていました。
今回はすべての瓦を降ろして、葺き替えます。
工事着工です。
古い土瓦を剥ぎ取ります。 前日まで雨が降っていたので、コケがすべり大変な作業になりました。
クレーンを使って瓦を降ろします。
大きな屋根なので、降ろすのも一苦労です。
桧皮葺の撤去です。 剥ぐのも一苦労ですから、葺いた時はどのぐらい時間が掛かったのだろうと思うと
ゾッとします。
剥ぎ終わったところで、野地板貼りの工事です。
長年、風雨にさらされて駄目になってしまった所を、補修しながら貼って行きます。
垂木の先は特に痛んでいたので、切り落として直しました。
板金工事をやる前に、アスファルトルーフィングを敷き防水完了です。
樋も、破風も付け直して綺麗になりました。
これで、雨漏りの心配もなくなりました。
残すは、もともとあった板金屋根の塗装工事です。
あと数日で工事も完了します。
天気に左右される工事なだけに、工期に余裕を持たせて頂きましたが、
もうしばらくの辛抱で工事が完了します。
毎日塩尻市・諏訪市の現場を走り回っている、現場管理の丸山でした。