リフォームを松本,長野,塩尻でするなら、松本市・塩尻市・安曇野市のリフォーム専門店「ホームアレンジ」へ。キッチンリフォームから、お風呂リフォーム、外構リフォームまで家丸ごとトータルリフォームも致します。お気軽にお問合せフォームからリフォームについてのご相談をお寄せ下さい。松本市・塩尻市・安曇野市・東筑摩郡/北安曇郡上伊那郡を中心に新築・リフォーム・増改築をお手伝いしている、ホームアレンジ・サンプロ設計のスタッフ日記です。
こんにちは。
限りなくインフルエンザに近い体調不良(抗体検査では陰性でしたが・・・)から復活したリフォーム設計のABEです。
打合せのお約束をしていた皆様には、日程の変更でご迷惑をおかけしましたがもう大丈夫です。
さて今日はこの時期、お悩みの方の多い結露対策のお話です。
先日、リフォームの相談にご訪問したあるご家庭で、こんな結露のご相談を受けました。
そのお宅は、築10年のツーバイフォー住宅。 この時期、ペアガラスの面にびっしりと結露がつくとのこと。ひどい時は、玄関のサッシが凍りつくこともあったとか。しかし、聞けば、エアコン暖房だけでもそれほど寒さを感じない。(→断熱性能は悪くない)。 しかも、結露はサッシのアルミ部分だけではなく、ペアガラス面にまで及んでいる。 ここまでの話で、長年結露の問題に関わってきた私にはピンとくるものがありました。 おそらく換気が足りていないのではないか、と。
そこで、お客様に、換気扇をお使いになっているかどうか確認すると 「ほとんど使っていない」との返事。 リビングには、建築当初からロスナイがついていたけれども、それもほとんど使用したことがないとのこと。
それでは、試しに、換気扇を使ってみてください とお願いしました。
①リビングに居る間は、ロスナイを使用すること
②料理をしている時は、キッチンの換気扇を必ず回すこと
③夜、寝る時から朝まで浴室とトイレの換気扇を回し続けること
すると次の打合せの時にうれしい報告が! 換気扇を使い始めた翌日から、まるで嘘のようにピタっと結露しなくなったとのこと。 ずっと結露に悩んでいたこの数年間は何だったのか ともおっしゃっていました。
結露の原因は、第一に断熱不足。 そして意外と知られていない第二の原因が換気不足なのです。
これは、次世代基準をクリアしたサンプロの新築住宅での屋内の塗壁工事をした日の窓ガラスの様子。 いくら断熱性能が高くても、大量の水分を発生する塗壁工事の日に換気をしないと、ご覧のように、LOW-Eガラスに結露が生じてしまいます。 しかも、換気というと、窓を開けることを考える人が多いのですが、残念ながら最近の気密が高い住宅では、窓を開けての自然換気はほとんど効果がありません。 機械換気を効果的に使って、室内の水蒸気量をコントロールすることが、高い断熱性能と同様に、結露を防ぐ必須条件なのです。
築年数が比較的浅く、断熱気密はそこそこ悪くないのに、どうにも結露が止まらくて困っている皆さん。騙されたと思って、浴室とトイレの換気扇を一晩中つけっ放しにしてみてください。 特に気密の高いツーバイフォーの住宅では、効果があるはずです。