今や主流のキッチン構成となっているのが「システムキッチン」です。前回はそのシステムキッチンとセクショナルキッチンの違いを説明し、セクショナルキッチンのメリット・デメリットを説明しました。そこで今回はシステムキッチンのメリット・デメリットについて書いていこうと思います。なぜ、今システムキッチンが主流となっているのかが少しでも分かっていただけたら幸いです。
・システムキッチンのメリット
ますは、システムキッチンのメリットについて書いていこうと思います。メリットは大きく分けて4つあります。
まず1点目は「組み立てが少なく、工期が短い」点です。システムキッチンは部材が工場で完成しているのでリフォーム現場ではそれを組み立てるだけで済みます。そのため、部材を各ショップで調達してから組み立てるリフォームよりも格段に工期が短いです。
2点目は「完成形のイメージが持ちやすい」点です。セクショナルキッチンとは違い、すべてのパーツがまとまって売られているので完成形をイメージしやすいです。また、モデルルームなどに足を運べば目視できるだけではなく、実際にキッチンの前に立ってみて使ってみた感じがどうなのかを試すことができます。
3点目は「掃除がしやすい」点です。セクショナルキッチンとは違い、すべてが繋がっているので継ぎ目がありません。そのため、隙間にゴミが入るといったセクショナルキッチンを悩ませた問題は発生せず、拭きさえすればきれいな状態が保てます。
最後4点目は「デザイン性が高い」点です。システムキッチンは高いデザイン性を持っています。最新のシステムキッチンはインテリアとしても活用されるほどデザインも重視されています。
・システムキッチンのデメリット
次にシステムキッチンのデメリットについて書いていこうと思います。デメリットは大きく分けて2つあります。
1点目は「リフォームが高くつく」点です。すべてが繋がっているため、あるパーツだけが故障してしまってもその部分だけリフォームすることはできません。そのため、リフォーム費用はその分高くなります。また、場所によっては給水管工事なども行わなくてはならず、追加工事でさらなる費用がかさみます。
2点目は「メーカーによって特徴が異なる」点です。デザイン性や機能性がメーカーによって異なります。そのため購入の際は自分がどの面を重視するのかをしっかり考える必要がありそうです。
いかがでしょうか。システムキッチンのメリット・デメリットをご理解いただけたでしょうか?リフォームなどは両者の特徴を踏まえたうえで行ってくださいね。