「そろそろ、おじいちゃん、おばあちゃんとも一緒に暮らそうかな」
今ある家をリフォームして、二世帯住宅を建てようと考えている人もいると思います。
「今、庭がある場所に増築して、生活スペースを確保しよう。」
このように考えている人も多いと思いますが、今建物がない場所に増築する際に、気をつけなければならないことがあります。
それが、建ぺい率と容積率の問題です。
今回は、その二つの注意すべき点について、お話したいと思います。
まず、建ぺい率というのは、敷地面積に対する建築面積の割合のことです。
建築面積は、建物を真上から見た時の水平投影面積です。
次に、容積率の説明です。
容積率は、敷地面積に対する延床面積の割合です。
延床面積とは、例えば2階建ての場合、1階の床面積が70m^2、2階の床面積が30m^2のとき、1階と2階の床の面積を足した100m^2が延床面積となります。
ここで敷地面積が100m^2だとすると、容積率は100%になるのです。
二つの割合の説明を終えたところで、二世帯住宅へリフォームするときの注意点を言いたいと思います。
それは、建ぺい率と容積率の上限が土地によって決まっていることです。
二世帯住宅へリフォームをする際、元の家より建物が大きくなるので、建ぺい率と、容積率はあがりますよね。
もともと基準ギリギリで家を建てていた場合、これらの規定に引っかかり、拡張できない場合があるのです。
なので、一度、今現在の建ぺい率と容積率を調べて、リフォーム業者に拡張することが可能かどうか、確認を取とる必要があります。
もし、これ以上拡張できないとなった場合、一つの選択肢として、地下に部屋を作ることがあげられます。
地下室は条件さえ満たせば、容積率の計算に含めずにすむからです。
しかし、地下室を作るのには、一度家を取り壊して一から作り直さなければなりません。
お金も時間も多くかかるので、今の状況を考えて、慎重に決めましょう。
いかがでしたでしょうか。
二世帯住宅にリフォームする際、建ぺい率と容積率というキーワードに注意して、自分たちにあった広さの家を建ててくださいね。