先月末、南信地方のお客様の御宅へ、
いつものように耐震診断に向かい、
いつものようにお客様と打合せし、
いつものように建物の内外を診断し、
いつものように小屋裏に潜り込み、
そしていつものように床下へ・・・・・・。
こんにちは、リフォーム部設計課の高松です。
昨年は耐震診断をご相談、ご依頼をいただく件数も増え、
いつくるか分からない大きな揺れに備えておきたいという関心の高まりを実感しました。
今年に入っても引き続き、月に何件ものご依頼を受けて診断に臨んでいるところです。
また弊社ではリフォーム工事に際して、柱一本壁一面でも取り外したりするような場合には
必ず耐震診断をして建物の現状の強さを把握し、そのうえで建物が備えている性能を
損ねることのないよう、注意を払いながら耐震設計を進めて工事に取り組んでいます。
柱や壁を少しでもいじるならば耐震性能の確認をすべきというのは当然のことと考えているわけですが、
小規模な改装だけの場合はどうしても「そこまでしなくてはいけない?」と思われる場合があるもの。
ただ、おかげさまで弊社に工事をご相談いただくお客様は耐震診断に対して深くご理解頂いているので、
こちらとしてもしっかり建物の診断をさせて頂いて、きちんとした診断書を作成した上で
リフォーム工事内容を決定し、よりしっかりした建物へと向上させるよう努めています。
いわば年数を重ねて少し疲れてきた建物でも、
こうした診断を経ることによって、また新たなステージへと登っていくわけです。
で、新たなステージといえば。
昨年から自分が担当する耐震診断で相棒として活躍してくれていた女性スタッフのNさんが、
先日、部署の異動でリフォーム部を離れて工事部へと移って行くことになりました。
数多くの診断依頼を受け、女性ながらも勇猛果敢に小屋裏や床下に突入していったNさん。
時には諸般の事情で床下の通気孔をどういうわけか通り抜けられないわたしの代わりに、
そのスリムな体型を生かしてスルリと進入していってくれたりと、
彼女に助けられたことは一度や二度ではない事実。
リフォーム部設計課耐震診断チームの同僚として彼女の異動は寂しい限りですが、
工事部で現場監督として活躍することはずっと希望していたことだったようですし、
小屋裏そして床下で培った経験を新たなステージでも活かして、
今後も活躍を続けて行ってほしいなと思っています。
わたしも今後は自分ひとりで狭い人通孔を抜けられるように
ひたすら諸般の事情の解消に向けて努力を続けなくてはと決意しているところ。
冒頭の話に出た南信のおうちが彼女の最後の耐震診断。
仕事中ではありましたが、最後に記念の一枚を撮らせて頂きました。
マスクを外した姿を載せると肖像権の関係で彼女に何を言われるかわかりませんので、
こんな感じでどうぞご容赦を。