家が傾くと起こること

*お知らせ*その他リフォーム*コラム2016/9/24

「家」の健康被害と聞くと、真っ先に思い浮かぶのはアスベストを含む化学物質によるものでしょう。
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しかし、「傾き」も人体に大きな影響を与えるのです。
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「傾き?うちも少しは傾いてるけど、そんなに気にならないから大丈夫」
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と思っていてはいけません。
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今回は、「傾き」は人体にどんな影響を与えるのかについて、説明していきたいと思います。
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ただし、健康被害に関しては個人差があることにご注意ください。
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傾斜
0,29°:傾斜を感じる。
0,34 :不同沈下(地盤が均等に沈下せず、建物が傾斜している状態のこと)を意識する。
0,46°:傾斜に体捨て強い意識。苦情の多発。
0,60°:めまいや頭痛が生じて水平復元工事を行わざるを得ない。ビー玉が転がる。
~1° :頭重感、浮動感を訴える人がある。
1,30°:牽引感、ふらふら感、浮動感などの自覚症状がみられる。
1,70°:半数の人に牽引感
2°~3°:めまい、頭痛、吐き気、食欲不振
4°~6°:強い牽引感、疲労感、睡眠障害の現れ、正常な環境で物が傾いてみえる
7°~9°:牽引感、めまい、吐き気、頭痛、疲労感、半数以上の人が睡眠障害
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なお、床の傾きだけではなく、柱や壁の傾き、窓や窓の外に見える景色の傾きなどの視覚的刺激からも生理的・精神的影響があります。
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また、長期間居住することで感覚の麻痺が生じ、自覚症状が消えることもあります。
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ほんの少しの傾斜があるだけで人体は大きな被害を受けてます。
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しかし、建物の傾斜は一般的に新築で0.2°以下、中古住宅で0.34°までを目安にしているのです。
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これは、これ以上傾くと戸の開け閉めや隙間風が発生するからという理由なのですが、建物の心配より健康被害の方が重要な気がします。
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では、住宅を傾かせないために、また傾いてしまったらどうしたら良いのかを以下で説明していきます。
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傾かせないためには、やはり「基礎」が大切になってきます。
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基礎を改良し、住宅にあらかじめ傾きが起こらないように予防する事も可能なのです。
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その方法とは「小口径杭工法」という基礎の下に小さな鋼管杭を挿入して地盤沈下を軽減するものや、
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「表層改良方法」という基礎部分にセメントなどの固化剤をまぜて固めてからその上に基礎をつくるものです。
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もし基礎の部分は終わってしまっていますが、家の傾きを自分で直したいと思う人たちには「ウレタン工法」や「ジャッキ工法」で治すことが可能です。
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なにはともあれ、家が傾いていると感じたらすぐに対策に取り組むことをオススメします。
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最近では、スマートフォンで家の傾きを図ることのできるアプリもあるようなので、使ってみてもいいかもしれないですね。