キッチンは大きく対面と壁付けの2種類に分けられます。
前々回は対面キッチンの特徴について、前回は対面キッチンの中の種類をご紹介しましたが、今回は壁付けキッチンの特徴をお伝えしたいと思います。
壁付けキッチンとは対面キッチンとは正反対で、壁を前にして調理する形のキッチンのことです。
近年、キッチンは対面キッチンを採用される方が多く、壁付けキッチンは古臭いイメージを持たれている方がいらっしゃるかもしれませんが、壁付けキッチンにもメリットはあります。
まずは、調理に集中できることです。
対面キッチンは家族と話しながら、テレビを見ながら、お子さんを見守りながら調理ができるということがメリットに挙げられますが、
裏を返せば調理に集中できないということが考えられます。
壁付けキッチンなら集中して調理ができるため、料理が好きな方には特に適しているのではないでしょうか。
また、壁付けキッチンは匂いが部屋に充満しにくいです。
前が壁ですので、匂いがそこでカットされ部屋に広がりにくいでしょう。
さらに、前の壁に棚を取り付けやすく収納スペースを多く取ることができるでしょう。
そして、壁付けキッチンは手元が見えにくいので急な来客でも安心です。
この他にも、対面キッチンのように間取りに制約を受けづらいため、狭い部屋でも採用しやすいです。
キッチンにかかるスペースを抑えることで、その分リビングダイニングを広くすることができたり、他の部屋に回せたりするでしょう。
いかがですか?
壁付けキッチンも悪くないということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
一方で、壁付けキッチンはやはり開放感に欠けるというデメリットが存在します。
何かをしながら調理をすることは難しいため、孤独感を感じやすいかもしれません。
キッチンはまず対面キッチンなのか壁付けキッチンなのかの選択をすることになるでしょう。
それぞれのメリット、デメリットをふまえた上でどちらにするかを決定してください。