4月のアルプスはまだ冬景色。
でも、里では春の足音がドドドッと勢いよく駆け抜けて行っている、
そんな空気を感じずにはいられません。
テレビニュースや情報番組で東京などから満開の桜の様子が伝えられ始めたと思いきや、
ここ松本地方も一気に暖かさを増してきて、そろそろ桜の開花ニュースが聞こえてきそうな
感じもしますね。皆さまお住まいの地域ではいかがな様子でしょうか。
こんにちは、リフォーム担当の高松です。
毎年、年度初めとなるこの時期はバタバタした日々を過ごしているので、
なかなか花見の宴も出来ない状況のわたくし。
最近、私の暮らす安曇野の桜を紹介する本が安曇野市から発刊されたのですが、
今年はこの本を片手に休日の花見ドライブでもしてみようかと思っています。
(ちなみにこの“桜の本”の詳細はこちら⇒外部リンク「安曇野市公式HP内紹介ページ」)
さて、そんなこんなで平成29年度も始まりました。年度初めとなる日本の4月はお正月以上に
いろんなことが切り替わったり、生活シーンが大きく変化する時期だったりしますよね。
住宅の工事もこの新年度の始まりというのは大切な意味を持つタイミングでして、
これから家づくりを始めようとしている方にとってはけっこう気にかかる節目だったりすると思います。
住まいづくりと関係が深い、年度にまつわるものといえば国や自治体などが用意してくれている
住まいのための助成金関係。ご存知の通り国や自治体の予算は年度単位で編成・執行されますが、
住宅関連の助成金も毎年あらたに予算が確定され、4月から順次、
その年度の助成金申請申込みの受付がスタートして行きます。
私が担当する住宅リフォーム関係でもいくつかの助成金が用意されているなか、
長野県で近年とくに身近で利用しやすいものとして
「信州型住宅リフォーム助成金」と呼ばれるものがあります。
長野県産の木材利用促進を主要目的の一つとして、一定量の県産木材使用が条件になるなど、
まさに信州型というべき独自の助成金で、昨年度は4月に始まり8月には申し込み多数で
予算が終了してしまったほど利用価値のある制度だったのですが、
その内容が今年度から大幅に見直され、かなり細分化された内容で進められることになりました。
まず大きく変わったのは、これまで必須だった県産材の利用がオプション設定になったこと。
また、壁・床・天井などの断熱工事と、外窓の断熱サッシへの取替が必須なのは変わりませんが、
これまでとくに指定のなかった断熱工事の部屋として、洗面脱衣室・浴室または寝室の
いづれか一方が必須の工事個所となるなど、内容が細かく規定されることとなり、
昨年までだと一定以上の工事なら一律20万円や30万円といった助成金で決められていたものが、
今年からは施工面積やサッシの箇所あたりで金額が増減するというシステムに変更されました。
そのほか、オプション設定として県産材利用や脱衣室・浴室・寝室以外の部屋の断熱改修工事も
その施工面積などによって助成金額が変化したり、また今年度からはリフォーム瑕疵保険加入や
子育て世帯といった要件も満たせばそれらも助成金が加算されるようになるなど、
これらを上手に利用すれば工事費の20%または最大40万円(移住世帯だと50万円)まで
助成されることになりました。
提出する必要書類が昨年までより増えたり、現場検査が新たに設けられるなど、
現場を預かる我々側の作業は増えてはいますが、リフォームを検討するお施主様にとっては
魅力のある助成金制度となっているのではと思います。
比較的大規模な工事でないとなかなか活用しづらかった昨年までと異なり、
新制度の信州型リフォーム助成金は小規模な工事でも活用の道が大きく開けましたので、
今年リフォームを検討されている方は、ぜひ積極的にこの制度の活用を
検討してみられてはいかがでしょうか。
長野県の公式HP内にある同助成金の紹介ページのリンクはこちらから
「信州型住宅リフォーム助成金」以下の通りです。
また、詳しい情報を聞いてみたいという方は、
ぜひ弊社リフォーム担当までお問合せ頂ければと思います。
あ、ちなみに今回のブログに掲載したお住いの写真は、
昨年度の信州型リフォーム助成金を活用されたお施主様のおうちの様子です。
素敵なお住まいに仕上がりました♪