手すりの太さと形?歩行補助編?

*お知らせ*その他リフォーム*コラム2016/11/29

介護リフォームを行う際には、段差をなくしたり、手すりを取り付けたり、小さいものから大きいものまで、様々なリフォームが施されますよね。
その中でもしっかり考えておきたいのが、手すりの太さと形についてです。

今回は、「歩行補助」…つまり、歩くことをサポートするための手すりについてのお話をしていきます。

歩行補助手すりは、手を手すりの上で滑らせながら支えるためのものとして使うことが基本ですが、必要なときにはしっかりと握って体を支えるという役割がありますよね。
この「握る」ときに大切なのが、適切な太さの手すりを選ぶということです。
普段あまり意識することはないかもしれませんが、手すりは太すぎても細すぎても、力が分散してしまってしっかり握ることができないのです。
一般的に握りやすいとされているのは、40mmほどのものであるとされています。
ただ、介護に用いる場合の手すりの太さは、34mmほどの少し細めのものの方が良いとされているので、注意したいですね。
細いものになっていることには、筋力の劣りや指先などが細くなってしまっていることが影響しているのかもしれません。

また、太さだけではなくタイトルにもあるように、手すりの形についてもしっかり考える必要があることを忘れてはいけません。
握ることが多く想定される場所では円形のものを、滑らせることが多く想定される場所では横に細長い楕円形タイプのものや、平坦手すりを用いると良いでしょう。
平坦なところでは手を滑らせることが多いですから楕円形を、階段などの手すりを握りたいところでは円形のものを選びたいですね。

歩行補助に用いる手すりは、基本的に平坦なところで用いることを想定します。
ですから、介護に用いる歩行補助用の手すりに関しては、34mmで、楕円形?平坦な形の手すりを用いましょう。

いかがでしたか?
次回は「動作補助」の手すりについてのお話をしていきますので、よろしければ今回の記事と合わせて参考にしてみてくださいね。