こんにちは設計積算のみちもとです。
皆さんお元気でしょうか?
私はというと昼間は暑いぐらいの陽気と、朝晩の涼しさとのギャップに身体がついていけてません。
さて今週は3件の耐震診断を行いました。ちょっとその様子をご紹介します。
まずは天井裏からです。金物のチェック、雨漏りのチェック、断熱材の状況、火打の有無、梁に書いてある情報からの建築年数等・・・。
梁に書いてある情報とは・・・。これは他の現場の梁ですが、建前を行った年と月、建前を行った会社や大工の棟梁の名前、お施主様の名前、そして何より”天長地久四海波静(テンチョウチキュウシカイナミシズカ)” ”曲尺壱尺弐寸之水(キョクシャクイツシャクニスンノミズ)” 等と書いてあります。この梁の下に書いてある呪文のよな言葉は、以前もご紹介したのですが、古来日本家屋は船にたとえられ、永い航海の安全を祈る風習から来ています。大地を海に、建物を船にたとえて来た風習によるものだそうです。建物の安全と家族の繁栄を願って書く文字ということですね。この建物を建てた時の、たくさんの人の思いがあったことが伺えます。
さて耐震診断に話を戻します。今度は床下です。床下の高さを測っています。土台火打はあるか基礎にひび割れはないか、給水や配水管からの漏水はないか、シロアリ等の蟻道はないかそれぞれチェックします。
さて蟻道とは何かということで、ほかのお宅で撮った映像ですが、これが蟻道です。シロアリは本来乾燥と紫外線に弱いのでこのようなトンネルを作って土の中から餌となる木があるところまで移動して繁殖します。
これらの調査を踏まえて、会社に戻って耐震診断のソフトに入力していきます。
以上が耐震診断の手順でした。
そして、最後に研修もかねて今回一緒にアシスタントとして床下に入ったガッツある彼女を紹介します。新入社員の西山さんです。ハードワークお疲れ様でした!
さて、おうちの事で困ったことがあればお気軽にサンプロに御相談下さい。
スタッフ一同お待ちしております。
では今回はこの辺で!!